こんにちは、ウイッシュの鈴木です。
空も日差しもすっかり秋を感じるものですが、日中の温度は30度超え。
季節の変わり目、体もお肌も不安定になります。
できる対策はとって、乗り切りたいと思います。
先日、パーソナルカラーのアイシャドーについて記事をアップしました。
多くの方に読んでいただき、ありがとうございます!
今日はパーソナルカラーに隠された、【ブルベ・イエベの不都合な真実】が
テーマです。
パーソナルカラーを知る理由
パーソナルカラーを知る理由には下記のようなことが主に挙げられます。
- シワやシミ、にきび跡などをうすく見せる。
- 目のくまも隠してくれる。
- 顔の影を消して、明るい肌色に見せる。
- 顔色をスッキリ見せる
- 目が輝く。
- 表情が生き生きする。
- 自分が考えるコンプレックスもプラスに変えてくれる。
一言でいえば、パーソナルカラーをきちんと知って、
メイクに使えば、ツルンとしたハリ感のある肌にみえて、
若々しく清潔感もあり、健康的で活き活きします。
洋服選びやコーディネートに使えば、自分が持っている本来の持ち味を最大限に引き出し
(持ち味=キャラクターのこと、ほんわかしたイメージやかわいいイメージなど)
誰にも真似できない自分だけの雰囲気を作り出すことができます。
日本人は黄色人種だからイエベが多いという勘違い
サマー(ブルベ)なのに、イエベと診断されている方が実に多いのです。
ご本人に確認すると、「黄色人種だからイエベで当然かと思っていました」と
お答えになります。
他に多いお答えは「血管がグリーンだからイエベだと言われました」や
「肌が黄色みが強いからイエベだと言われました」というお答えです。
本来はウインター(ブルベ)なのに、「肌がオリーブ系の色(オリーブの実の色)だから
イエベと言われました」というお答えもあります。
オリーブ系の方は青みが強い方が多いので、ウィンターを選んだ方が
ゴージャスという強みがくっきりと際立ちます。
さらに、瞳がガラスのようなクリアな輝きを持っているのであれば、
迷うことなくウィンターです。
本当にイエベですか?のチェック
- □ イエベと言われてベージュがとても似合うと思っているが、
実際に手に取るのは紺やグレー系や黒が多い。 - □ イエベと言われているが、オレンジやコーラル系の
リップをつけているときに人からほめられたことがない。 - □ イエベと言われたので、メイクや洋服の色をイエベ系にしているが
夕方になるとメイクがとれてしまったようになったり、「疲れてる?」と
聞かれることが多い。 - □ イエベと言われたので、キャラメルのようなブラウンやコーヒーのような
ブラウン系を着てみると全体がくすんで、もったりと見える。 - □ イエベと言われたので、ヘアカラーを少しだけ明るい色にしたら、
退色するときに不潔感がでてきた。
上の5つのうち、一つでもあてはまったらブルベの可能性が高いです。
パーソナルカラー分析ショッパー
あっちで見てもらったら「ブルベ」、こちらのビューティーカウンターで見てもらったら
「イエベ」、わからなくなりまた違うところに出向く・・・挙句の果てには、とお〜いところまで。
これをパーソナルカラーショッパーといいます。
自分でも確信が持てなくて、迷いまくってます。
このようなタイプのかたはおそらく肌色がニュートラルである可能性が高いです。
カラーリストとしては、お客様にご納得いただき、似合う色を味方にして
人生を羽ばたいてもらいたいと願っています。
カラーリストの願いはみな同じです。
ただカラーリストも人間なので、肌の色や髪の色、瞳の色の微妙な差を
見極めることは本当に困難です。
経験値が頼りです。
肌がニュートラル、髪が明るく、瞳が赤茶系で暗く、瞳の光り具合が優しい、
全体の印象は優しくてマットとなるとサマー(ブルベ)かオータム(イエベ)と迷います。
またサマー(ブルベ)とスプリング(イエベ)でも微妙な差でどっちになるかかわってしまう方も
かなりの割合で多いです。
オリーブ系の肌のかたもオータムだと思っていても、実際はウインターのほうが
肌がすっきり、表情も晴れやかになる方のほうが圧倒的に多いのが事実。(前述のとおり)
このようなタイプの方だと、ご本人の体調によって肌の質感の微妙な差、肌のトラブル、肌の赤みなどが
変化するので、ブルベとイエベを行ったりきたり。
4つのベージュ
もう一回、このベージュの写真を・・・
上の写真は私が診断のときに使用しているテストカラーの中のベージュです。
左上から時計回りで、Sがサマー(ブルベ)、Wガウインター(イエベ)、
Spがスプリング(イエベ)、Aがオータム(イエベ)です。
上の写真に指をあててもらって、指の節が目立たなかったり、指の色が健康的に明るくなったり
すればそれは間違いなくあなたのタイプです。
でもこれだけではパーソナルカラーショッパーをされている方は解決しないと考えます。
そんなに差が出ないはずだから。
それこそがブルベ・イエベの不都合な真実です。
正直に言って一般的に言われている血管の色や肌の色味だけでは、
ブルベ・イエベの不都合な真実は解決できません。
「似合う色をあてれば、目がキラッとする」という点にも疑問をもたねばなりません。
キラッとしても、肌がどの程度くすんでいるのかをチェックしないければ元も子もない。
肌が透き通ったようになるけれど、目もとがぼやけてはいないか。
これらにも疑問をもってアナライズしないといけないのです。
迷ったら、どうすればいいの?
例えば、サマー(ブルベ)とオータム(イエベ)をさまよっているとしましょう。
(スプリングまたはサマー、オータムまたはウインターの方も同じ)
それぞれの2タイプの代表的な色をあてて、下記をチェックしてみてください。
ブルベ、イエベの代表的な色は下のブログの中の写真をご参考にして頂けるとわかりやすいと思います!
- どちらが瞳が強調されるのか。(黒目が大きくみえる)
- 表情(目・鼻・口)が肌から浮き上がって、はっきりくっきりとみえるのはどちらか。
- 肌が健康的な範囲で幕がとれたかのように明るくなるのはどちらか。
この3点のうち、2つのポイントがあてはまったほうが似合う色のグループです。
もちろん肌がニュートラルだとしたら、これでも迷ってしまう方もいらっしゃるはずです。
そのときは、「自分が活躍したい場面にはどんなイメージが求められるのか」を
考えて、イエベ・ブルベのいいとこ取りをすればいいのです。
サマー(ブルベ)とオータム(イエベ)であれば、保守的な場面での活躍を希望するなら
サマー(ブルベ)を、カジュアルで大人っぽい印象をつくりたいのであればオータム(イエベ)を
使ってしまえばいいのです。
サマーでもオータムの中でも特に似合う色はあるので、じょうずにその色を
カラーリストにピックアップしてもらうのが理想です。
まとめ
人間の色は百人百様です、同じ人は誰もいない。
まして色は色相環から派生し、隣の色とは必ずくっついています。
パーソナルカラーは、そこを無理やり分断してブルベとイエベに分けているのですから
(理論上は分ける根拠はありますが)
そりゃ、その中に全員が当てはまるというのが無理な話しです。
なので、2つぐらいに絞れたらそれらに挑戦し、友達や彼が褒めてくれたら「これは似合う色ね」
とおぼえておくことです。
似合う色を着れば、似合う色でメイクをすれば、必ず誰かはほめてくれます!
「なんか今日の印象、ちがう!!」これは最大の褒め言葉です。
似合う色はさり気なくあなたをアピールしてくれるから。
色を知って、色を味方につけましょう^^
株式会社ウイッシュ
鈴木 結美子