こんにちは、鈴木です。
2020年6月21日は夏至、部分日食、新月という
トリプルの日。
なんと夏至と日食が重なるのは、なんと372年ぶりらしいですね。
372年前の日本は江戸時代で慶安という年号の元年。
そのころの人は日食をどのように思っていたのかなんて、
ふと考えてしまいました。
(冒頭の素敵な写真は伊勢志摩経済新聞社のサイトより)
ということで、今日はこの機会に二十四節気について。
二十四節気とは?
よく【二十四節気は日本古来の暦】と勘違いをされているようですが、
実は中国で生まれたものです。
太陰太陽暦の中で、実際の季節とのずれを正すために用いられていました。
二十四は一年を12にわけ「節気」とし、
その間をまた12の「中気」に分類したものです。
それそれに名前がつけられました。
夏至と冬至の二至、そして春分と秋分の二分、
これらを二至二分といいます。
それに重要な立春、立夏、立秋、立冬の四立の4つをあわせて
八節といい、これらは現代の私達の日常生活の中でもよく聞く暦の名前です。
先述のように二十四節気は中国から伝わったものですから、
日本の季節とはずれがあります。
そこで日本では【雑節】が生まれました。
二十四節気の日にちは毎年ちがう!
太陰太陽暦の一ヶ月は新月から新月までという考え方です。
なので平均して29.5日の間隔でした。
新月が各月1日、次の日が2日、その次の日が3日と数えて、
新月がくると新しい月の1日となっていました。
新月から新月までは29.5日×12ヶ月では一年が約354日。
そのため閏月というものを設けて調整をしていました。
そのため二十四節気の日にちは毎年異なるのです。