今日のテーマは正しい就活のスーツの選び方です。
ほとんどの学生さんが着用している「リクルートスーツ」
みんな同じスーツを着ている中で、
企業側に「あの学生さん、きちんとしているな〜」と
思ってもらうために、とっても大切なことは・・・
「どこで人と差をつけるか」です。
色は黒だけ?
よくリクルートスーツや就活スーツというと、色は「黒」といわれます。
しかし本来、「黒」は喪のときの色。
また企業は「黒」を着用している人に対してだけ「内定」を出すなどという
ナンセンスなことは絶対にしません。
黒に近い濃紺であったり、グレーのほうが就活の場面にはふさわしい色です。
よって色は黒だけではなく、濃紺、濃いグレーでもOKです!
ストライプは?
よくお尋ねにあることが「ストライプはだめ?」ということです。
だめということはまったくありません。
目立たないストライプであれば、就活のスーツにも着用しても問題は
ありません。
写真のようなストライプであれば、公的機関や硬いイメージで売っている金融機関以外は
大丈夫です。
なので、企業研究はスーツ1着を選ぶためにも大変重要です。
企業文化、企業風土などなど、それらにマッチしていれば
「ストライプ」が
歓迎されることもしばしばあります。
また、個性や感性を求められる企業であれば、上のものより
少しはっきりした下の写真のようなストライプが個性を演出するために
活躍してくれる場合もあります。
色や柄よりも大切なこと
いままでは色や柄のことを見てきましたが、もっとも大切なポイントは
これらではありません。
体にあったサイズを選ぶことができているか?ということ。
これが一番重要です。
小さすぎても、大きすぎても「だらしがない印象」になります。
汚れは禁物!!
シワがないかをチェックすることは最低限!!
クリーニングに出すことも考えて2着は用意したほうがいいでしょう。
上の写真と下の写真、どちらが体にあったスーツだと思いますか?
下の写真はNGです。ポイントは以下の通り。
- スーツの襟もとが体から浮いている=大きすぎる
- 肩幅も大きく、胸元にしわがよっている。
- 袖丈が長い
これら3つが揃ってしまうと、「なんだか、だらしがない学生さん」という
印象をまぬがれません。
正しいサイズを見分けるチェックポイント〜ジャケット〜
- 自分の肩の骨の上に、ジャケットの肩の縫い目がありますか?
(腕が太い方はこれには当てはまらないので気をつけること) - 腕が太い人は、まずは袖にしわが寄らないものを試着。
そのジャケットで肩幅を中にいれてお直しましょう。 - 写真のように、襟が浮いていませんか?
- 襟の空き方は(Vのあき具合)は自分の体型や顔とバランスがとれていますか?
- 胸元からお腹にかけて、しわはないですか?
- 襟の(首元の)後ろに、シワや生地があまったりしていませんか?
- 背中によぶんなシワは入っていませんか?
- 袖口は腕を下におろしたときの親指の先から11センチ程度上にありますか?
- ジャケットのウエストラインは、ほどよく絞ってありますか?
- 着丈はお尻の真ん中あたりですか?
最低でも、これらをクリアしているスーツを探しましょう!
お店の方に相談にのってもらえば安心?
スーツチェックをしたときに、ほとんどの学生さんと下のような会話をします。
どうしてそのスーツにしたの?
お店の人がこれを選んでくれました。
サイズも問題ないとのことでした。
えええ〜!!サイズは全然違うよ〜
新しく買い直すかお修理やさんに持っていって、ちゃんとしたものにしよう。
そうです、、、
お店の方が専門家だと思ったら大間違い。
(お店の方、担当の方にもよります・・・誤解なく)
自分の目をしっかり開けてみてください。
スーツなんて、自分のサイズに合うもののほうが少ないのです。
ちゃんと修理をしてから、着こなすように。
このポイント、企業は見てますよ。
お店探しのポイント
就活スーツと一口に言いますが、各お店でまったくデザインもカッティングも異なります。
違う系列のお店を訪ねて、いくつか試着をしてみてください。
その中で自分の体型にいちばんしっくり合ったものを購入すべきです。
出来上がりを買うか、オーダーするか。
だんぜんオーダーをおすすめします。
最近は2着セットで2〜3万円でオーダーできるところもあります。
ぜひそのようなところで、きちんとサイズを測って仕上げてもらうとよいのです。
ちょっとしたことが、自分の自信のなさにつながってしまうのが就活です。
せめて洋服、そして洋服の着こなしくらいは「誰にも負けない!」という
自信をもって就職活動に専念できるといいなと思います。
がんばろう!!
株式会社ウイッシュ
鈴木 結美子